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ステテコは、親父の下着と思われ、軽んじられることが多い。そんなステテコのために、ステテコのオシャレのために、ファッションのために、俺は、筆を揮ってみる。

三遊亭圓遊が、ステテコ踊りを明治の高座で珍芸を披露し大人気を博した。その時、着物の下に着ていた白い下着が見え、それゆえステテコと呼ばれるようになったと言われる。

それは、それでいいんだ。たしかに現在の名称は、それが語源だろう。でもね、ステテコって名前がつく前から、その白い下着は存在してたわけよ。その時に、三遊亭圓遊が特注で、高座用に作らせた...
続きを読む≫ 2014/12/22 00:20:49 メイン
明治にステテコと呼ばれることになった「ももひき」であるが、じゃあ、その起源はどうなんだ。
つまりステテコの本当の起源はどうなんだ。
これについて、ファッションやオシャレとは、関係のない方面から書いてみる。

万葉集には、詠み人知らずの和歌「ももしきの 大宮人は 暇あれや 梅をかざして ここに集へる」というのがある。
小倉100人一首には、順徳院(鎌倉時代)の「ももしきや古き軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり」が、ある。
・・・だが、残念なことだが、この「ももしき」は「ももしき」であって「...
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ステテコのベースとなったのは、安土桃山時代に、ポルトガルから伝わったカルサオ(カルサン)が、ももひきの原型だ。フランシスコ・ザビエルとかも着ていただろう。いってみたらステテコは、舶来品の、ファッション、オシャレの最先端だったのだ。今のように輸入が簡単な時代じゃない。ステテコは、超高級なセレブなファッション、オシャレだったのだ。

ステテコは江戸期には、職人の作業着として使われる一方、祭りの神輿の担ぎ手の服装としても定着した。祭りだぜ、神輿だぜ。神様が乗ってるんだぜ神輿には。ステテコは、神様を担ぐ...
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夏のステテコが、見直されている。サラリーマンの男性が、スーツの下にステテコをはいておく。
何だか、暑そうなんだがそうじゃない。スラックスとステテコの、すべりがいいように素材を選んであって、むしろ汗をかいても、快適さが維持できるように作られている。

エコ、エコというと、時々あやしげな商品があったりするのだが、こういう日本の昔からある商品を、現代に適合する形で提供するのは、なかなか興味深いことだ。
もちろん今のステテコは、ファッション性、オシャレもいい。まぁ。ステテコはスラックスの下・・だけどな。...
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